野菜をゆでたり、煮物をしたり、多様使いができる。表面に凸凹があるため熱の伝わりが早く、アルミ製が軽くて使いやすい。
木製の片手付きで、注ぎ口があり、ほどよい深さのある行平鍋。ステンレスや銅製もありますが、家庭ではアルミ製の雪平鍋がよく使われ、惣菜作りに役立ってきました。
アルミ製はとにかく軽く、片手で持ち上げられるため作業が楽。熱伝導がよく、ゆでたり煮たりが手早くできるとあって、一つで何役もこなせる万能鍋として変わらぬ人気を誇っています。
アルミの雪平鍋の特長は、表面の凸凹です。本来は、やわらかい金属を硬く丈夫にするために、金槌でトントンとたたいてつけたのですが、最近はプレス加工のものが一般的になってきました。おすすめは厚みのある手打ちの行平鍋。シンプルな美しさ、使い勝手のよさに魅了されること受け合いです。
口の広い雪平鍋は、野菜をゆでるのに最適。特に葉もの野菜は、茎から入れて、次に葉を浸す、というふうにして火の通り具合を均一にすることができます。ただし野菜の量は鍋の中で揺らせる程度にしましょう。