竹を細く割き、丁寧に編んだざるは、食材への当たりが柔らかく、使い心地は良好。案外丈夫なため、大小そろえておきたい。
竹はアジアにしか生育しない植物。とりわけ日本では昔から竹に親しみ、竹を細く割いてしならせたもので、多種多様な暮らしの道具や工芸品を編み出してきました。
もっとも身近なのが、台所で活躍するざる(笊)。編み方によってさまざまな模様を作ることができ、用途もいろいろです。深いもの、大きいものは、かご(籠)と呼ばれ、さらに編み方に工夫があります。
最近はステンレス製のざるを使う方が多いようですが、その中に1枚でも2枚でも、竹ざるを加えてみてはいかがでしょう。食材への当たりが優しく、見た目も温かみがあります。また水切れがよく、熱湯にも強いため、調理の下ごしらえに最適。器としても重宝し、案外丈夫で長持ちなのも利点です。