和歌山県 棕櫚(シュロ)たわし

 日本国内にも自生するヤシの一種「棕櫚(シュロ)」の幹を包むシュロ皮から採取した繊維で作られるたわし。紀州(和歌山県)が産地として知られ、古くから日本の台所仕事を支えてきた名脇役です。
イガイガの焦げ茶色の繊維、S字形や棒形などユニークな形で知られる棕櫚たわしですが、最大の魅力はその実力にあります。
 現在一般に流通している硬めのパーム素材のたわしに比べ、棕櫚は柔らかくしなやかな使い心地が特長。棕櫚の繊維は強度と柔軟性を併せ持ち、コシがあることからほどよくしなり、引っ掛かることなく細かなところまで入り込み、目のあるざるやせいろ、刃のある包丁やおろし金をはじめ、溝のある木製まな板やすり鉢などさまざまな調理道具を洗うのに適しています。
 また天然素材で適度な硬さもあるため食材を洗うのにもおすすめ。ダイコンやゴボウ、ニンジン、サトイモなど根菜類に付着した泥をソフトに落としてくれ、台所に一つあると重宝する万能選手です。さらにその優しい質感から入浴時にマッサージブラシとして使うこともできます。
天然の繊維には植物性の油分が含まれ、水や汚れをはじいて衛生的なのもうれしいポイント。一見地味に見える棕櫚たわしですが、家庭の必需品といえます。

 イガイガの焦げ茶色の繊維、俵形や棒形などのユニークなシュロのたわしですが、その実力にこそ魅力があります。
 まな板や鍋、ざる、おろし具などを洗えば、洗剤がなくても大方の汚れは落ちます。天然の繊維は適度にしなり、ざるやおろし具の目に引っ掛かることなくすっきり汚れを落とし、ゴボウやニンジンなどの泥は優しく洗い落とします。また天然の繊維には植物性の油分が含まれており、水や汚れをはじいて衛生的。地味に見えるたわしですが、台所の必需品といえます。

強度と柔軟性を併せ持った棕櫚で、汚れをかき出す。木のまな板やせいろ、おひつ、ざるなどを洗うには弾力性があり、きめ細かい繊維の棕櫚が一番。

棒突きたわし。鉄フライパンが熱いうちにサッと汚れを落とせるのが便利。猫の手形は程よいカーブで水筒などのボトル洗いにピッタリ。

110円(税10円)

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